更新日:2021年3月5日
3月8日は国連の定める「国際女性デー(International Women’s Day)」です。1904年に米国ニューヨークで女性労働者が参政権を求めてデモを行ったのが3月8日だったとのことで、イタリアではミモザの花(黄色)を贈る習慣もあるようです。なお、女性参政権を世界で初めて実現した国は、酒田市が東京オリンピック・パラリンピックに向けホストタウンとなっているニュージーランドで、1893年(明治26年)のことでした。
日本では、特に最近、ジェンダー平等をどう実現していくかが大きな課題となっています。国際女性デーが、ジェンダー平等を考える貴重な機会となるよう、酒田市でも「国際女性デー」の周知に努めています。例えば、市役所本庁舎入口には、国際女性デーのシンボルカラーである黄色のフラワー・アレンジメント(酒田産)を配置しました。また、日和山公園では3月10日まで六角灯台のイエローライトアップを実施しています。
3月は女の子の健やかな成長を願うひな祭りの月でもあります。特に、今年の3月は東日本大震災から10年という節目の月になります。女性・男性などジェンダーにかかわらず、大切な人の健やかな生活を願う月にしたいと思います。
市内では「酒田雛街道」が始まりました。雛メニュー・雛スイーツなどの特別メニューを提供している飲食店もあります。多くの観光客の来訪が望めない今年は、私たち市民がお雛さま巡りをし、酒田のおいしい食を楽しみたいと思います。また、日頃お世話になっている方に酒田産の黄色い花を贈るのもステキですネ。酒田市は東北でも有数の花の産地で、県内第2位の生産額を誇っています。卒業式・入学式の簡素化等により大きな影響を受けている市内花農家や生花店も応援していきたいと思います。
酒田市副市長 矢口 明子
酒田市役所本庁舎入口の酒田産のお花
日和山公園の六角灯台イエローライトアップ