更新日:2021年3月10日
下水道の排除方式には「分流式」と「合流式」とがあり、分流式とは汚水(家庭・事業所等の雑排水)と雨水を別々の管で、合流式とは汚水と雨水を一つの管に集めて流す方式です。
酒田市では、浜田地区や駅東地区などで強い雨が降るたびに道路冠水や住宅浸水が発生していたことから、汚水処理だけではなく浸水対策も同時に行うことが可能な合流式下水道を採用しました。昭和60年代までに整備した新井田川と家際排水路に囲まれた市街地約313ヘクタールが合流式の区域となっており、平成元年以降に着手した地区はすべて分流式となっています。
合流式下水道は、雨が降ると下水の量が急激に増えることになり、管路や処理場の能力を超える量の下水については、未処理のまま公共用水域(河川等)に放流されるため、水質保全上ならびに公衆衛生上の課題となっています。
この課題に対応するために国は、平成14年に「合流式下水道緊急改善事業」を創設し、平成15年に下水道法施行令を改正、平成16年度から10年間(平成25年度)での緊急改善の実施を自治体に義務付けています。
酒田市では国の方針に従い、平成16年10月に「酒田市合流式下水道緊急改善計画」を策定しました。その後平成17年3月に国の同意を得て、平成17年度から「酒田市合流式下水道緊急改善事業」を実施し、平成21年度に計画どおり事業を完了しました。
事業の評価について以下のとおり公表します。なお、評価内容については、平成23年2月8日に開催した「下水道水質改善懇談会」において審議いただいております。
酒田市合流式下水道緊急改善事業 事業評価シート(PDF:64KB)
酒田市合流式下水道緊急改善事業に関する概要書(PDF:1,062KB)
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