更新日:2021年2月1日
カラスは、ごみ置き場を荒らしたり、フンの被害があるなど厄介者として嫌われる一方で、カラスは生態系の中で一定の役割を担う鳥獣保護法で保護された野鳥です。カラスをむやみに恐れ、忌み嫌うだけでなく、その習性を知ることも大切です。
本市では、主に次の3種類のカラスが見られます。
形態:くちばしが太めで湾曲している。額が出っ張っている。
鳴き声:カァ、カァと澄んだ声。
季節:一年を通して見られる。
生態:元来は森林に住むカラスであるが、近年、都市部において急速に分布を拡げた。生ゴミを荒らすのは主にこのカラス。
形態:くちばしが細めで真直ぐ。額がなだらか。
鳴き声:ガァ、ガァと濁った声。
季節:一年を通して見られる。
生態:農耕地や河原のような開けた環境に生息する。食性は雑食であるが、ハシブトガラスよりも比較的植物質を好む傾向にある。
形態:くちばしの根元部分が白っぽく、先は尖って見える。他の2種より若干小さめ。
鳴き声:カララ、ガララとしわがれた声。
季節:秋冬期に大陸から渡ってくる。
生態:群生が強く、大群となって集団ねぐらを作る。生態は不明な点が多い。
環境省自然環境局「自治体担当者のためのカラス対策マニュアル」より抜粋(PDF:389KB)
カラスがごみを荒らす行為は、餌を採るために行うもので、物理的にごみを取られないように対策をすることが最も効果的です。カラスよけネットでごみを覆うか、または、ボックス型ごみステーションの導入を検討してください。
また、ごみを適切に出すことで、カラスが寄り付くことを抑えることができます。収集日や収集時間などのゴミ出しルールを守りましょう。
大きさは、縦2メートル×横(3.5メートル幅、4メートル幅、5メートル幅)の3種類になりますので、ごみステーションの大きさを確認のうえ、お申込みください。
「ごみステーション整備費補助金」についてはこちらをご覧ください
カラスは、繁殖期である5月から7月ころに、巣や雛を守るため威嚇行動に出る場合があります。
巣や雛に近づくと、人間に対しても威嚇や攻撃をする場合があるので、カラスの巣がある場合やヒナが地面に降りている場合は、近くを通らないようにしましょう。
なお、カラスの威嚇行動は、雛を守るためのものなので、通常、非繁殖期にはこれらの問題は発生しません。
カラスは、非繁殖期である秋から冬の期間に集団でねぐらを形成します。こうしたカラスの集団化は、カラスの習性によるもので、集団化そのものを完全に防ぐ方法はありません。
カラスなどの野鳥は、鳥獣保護管理法により勝手に卵やヒナを捕獲することはできません。捕獲するには許可が必要となりますので、専門の駆除業者に依頼することをお勧めします。(卵やヒナの入っていない空の巣は許可がなくても取り除くことができます。)
市では、公共用地以外に作られたカラスの巣の撤去を行っていません。(撤去は、土地建物の所有者、管理者が行うこととなります。)
職業別電話帳(タウンページ)の「消毒業」のページに掲載されている業者の中に、カラスの巣の撤去を行っている業者がありますので、そちらに依頼してください。
事前調査や許可手続きの代行、撤去の仕方等によって料金が変わりますので、よく確認して依頼してください。(見積もりを取る際には、見積もり自体が無料なのか有料なのかということも、確認するようにしましょう。)
市から斡旋している業者はありません。また、撤去料金に対する補助もありません。
【電柱・送電線】東北電力ネットワーク(電話:0120-175-377)
受付時間:AM9:00~PM5:00(土日・祝日及び12/29~1/3除く)
【電信柱】NTT東日本(電話:0120-444-113)※緊急時
受付時間:AM9:00~PM5:00
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