更新日:2022年4月1日
がんの中で日本人女性がかかる割合が一番高いのが、乳がんです。30歳代から増え始め、子育てや介護、仕事に忙しい40歳代に最も多く発生していますが、早期発見・早期治療を行えば9割以上の人が治ると言われています。さらに、乳房を温存しながらわずかの切除手術でがんを取り除くことも可能です。がんの治療は早期に発見できれば、治癒の可能性も高く、体の負担も少なくなります。
ブレスト・アウェアネスは、「乳房を意識する生活習慣」のことです。乳がんは自分で異変を見つけ、疑うことができます。そのため、日頃から自分の乳房の状態に関心を持つことが大切です。具体的には、日頃の生活の中で次の4つのポイントを取り入れましょう。
日頃から「自分の乳房の状態を知る」ことがまずブレスト・アウェアネスの第1歩です、着替えや入浴、シャワー等の際に乳房を見て、触って感じる乳がんチェックをしてみましょう。
普段の自分の乳房の状態を知ることで、初めて変化に気が付けます。
乳房の変化で注意するポイントは
・乳房のしこり
・乳房の皮膚のくぼみやひきつれ
・乳頭の分泌物
・乳頭や乳輪の湿疹・ただれ
・乳房に痛み
などです。
乳房の変化がすべて乳がんの症状ではありませんが、お気づきになった乳房の変化が乳房の早期の症状の可能性があります。なるべく早く乳がんの自覚症状に気づいて医師に相談すると適切な治療を早い段階で行えます。変化に気づいたら、次の検診を待つことなく病院やクリニック等の医療機関を受診しましょう。
乳がん検診の目的は、乳がんで亡くなる女性を減らすことです。現在厚生労働省が推奨している乳がん検診(マンモグラフィ)は「死亡率を減少させることが科学的に証明された」有効な検診です。また、「異常あり」の結果を受け取った場合は必ず精密検査を受けるようにしましょう。
毎年10月はピンクリボン運動として、乳がんについての正しい知識を広め、がんの早期発見・早期治療の大切さを伝える活動をしています。ピンクリボンツリーの設置や日和山公園六角灯台のライトアップに加え、市役所で乳がん啓発ブースを設置し乳がん検診の啓発や自己チェック方法の普及啓発を行います。
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