更新日:2022年8月23日
本市の東部には、庄内平野東縁断層帯があり、熊本地震クラスの大地震が発生する可能性があるといわれています。近年も日本で震度5弱以上を記録した地震が多く発生しています。地震による被害は決してひとごとではありません。
平成28年4月に発生した熊本地震では、住宅の倒壊、大破が数多く見られました。特に被害が大きかった益城町などでは、昭和56年以前に建てられた住宅は約半数が倒壊・大破し、9割超の住宅に被害が発生しました。
年度別による倒壊率の比較(資料:熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会報告書)
令和元年6月18日に発生した山形県沖地震では、最大震度6強、マグニチュード6.7を観測しました。家屋の瓦屋根破損等の被害が多く発生しました。
山形県沖地震で破損した屋根(鶴岡市温海地区)
庄内平野東縁断層帯震度分布図
明治27年庄内地震 死者726名 全半壊6000棟(写真)酒田高等小学校 出典「庄内地震」
昭和39年新潟地震 県内死者9名 全半壊1500棟 出典「新潟地震における酒田災害の記録」
震度6弱以上の揺れの中では、立っていることができません。地震で家が傾くと窓や扉は開きません。本当に逃げられますか。
屋根と2階の重量を合わせると数トンから数十トンになります。これだけの重量が頭の上から降ってきても、本当に大丈夫ですか。
自分の住宅がどのくらいの揺れに耐えられるかは、築年数や見た目だけでは分かりません。建築士による耐震診断を受けましょう。
診断が必要かどうかは日本建築防災協会「誰でもできるわが家の耐震診断」(外部サイト)でチェックできます。