更新日:2021年2月10日
酒田市は、共生社会ホストタウンとして内閣官房のモデル事業「オリパラ基本方針推進調査」に採択され、共生社会の実現に向けて、「ユニバーサルデザインの街づくり」や「心のバリアフリー」につながるバリアフリーマップの作成や研修会の開催、目の不自由な方のための観光施設での音声ガイドサービスの提供などを進めています。
この一環として、世界的にユーザーが増えているバリアフリーマップアプリ「WheeLog!」を活用して、車いすユーザーのお客様がバリアフリー情報をシェアできるように、市街地のバリアフリーマップを作成しています。
「WheeLog!」とは・・・
WheeLog!は、車いすで実際に通った道やユーザー自身が実際に利用したスポットなど、ユーザー体験に基づいたバリアフリー情報が集まっている「ユーザー投稿型」のバリアフリーマップアプリです。
スマートフォンのアプリで提供しており、どなたでも無料でご利用いただけます。
2019年のG20観光大臣会合の席上で、アプリ・活動について発表の機会をいただいたサービスです。
WheeLog!の詳しい内容はこちら WheeLogホームページ(外部サイト)
昨年10月に行われた街あるき調査とその後市民の皆さまがWheeLog!に少しずつ追加してくださったデータを基に、「酒田市バリアフリーマップ2020」が完成しました。
酒田市バリアフリーマップ2020(PDF:26,599KB)
酒田市バリアフリーマップ2020のPDF版をダウンロードできます。サイズが大きいので、ご注意ください。
車イスの説明
WheeLog織田さんとオンラインで
酒田市内の観光施設や公共施設、飲食店、その他店舗などのバリアフリー情報を集めています。
WheeLog!というバリアフリーマップアプリをインストールすれば、誰でも入力できますし、情報を見ることができます。
多言語にも対応しており、外国クルーズ船のお客さまにもご利用いただけます。
市民のみなさま、市内店舗のみなさま、ぜひバリアフリー情報をWheeLog!に入力してください。
手軽なボランティア活動として、ぜひご協力ください。
WheeLog!の詳しい内容、ダウンロードはこちらをご覧ください。WheeLogホームページ(外部サイト)
第一生命保険株式会社山形支社酒田東営業オフィス様からご提案いただき、現在、同オフィスより「WheeLog!」へのバリアフリー情報の入力にご協力いただいています。
同社は「地域社会に寄り添い、みなさまとともに持続的に成長すること」を目指して、地域貢献活動として全国的にさまざまな取り組みを進めており、今回の活動もその一環です。
共生社会の実現に向けた取り組みの中で、「ユニバーサルデザイン」や「バリアフリー」と聞くと、まずスロープや点字ブロックの設置などを思い起こすかもしれませんが、それには多くの時間と費用がかかるのもまた事実です。そこで、同じように重要だと考えられているのが、障がいのある人などの立場で物事を考え、困っている人に手を差し伸べる勇気を持つことである「心のバリアフリー」です。
ホストタウンやアプリの操作について説明に伺いました
第一生命様でアプリへの入力状況を地図化したもの
「WheeLog!」を活用したバリアフリーマップの作成は、私たちの街にどのようなバリアが潜んでいるのかを再確認すると同時に、障がいのある人などの立場で身の回りのことを考えるきっかけにもなります。また、アプリを活用することにより、バリアフリー情報をいつでも更新できるほか、アプリが多言語に対応しているため、外国クルーズ船のお客さまにとっても重要な情報源となります。
この取り組みは、より多くの皆さんから参加していただくことが重要です。アプリをインストールするだけで簡単に入力が可能ですので、手軽なボランティア活動としてぜひご協力ください。
民間企業の地域貢献活動、様々な団体のSDGs活動、心のバリアフリーに参加したい飲食店など、いろいろな場面での活用が想定されます。
一緒に「ユニバーサルデザインの街づくり」と「心のバリアフリー」を進めていきましょう。
令和2年10月10日(土曜)にキックオフイベントを開催しました。
会場およびZoomによるオンラインで約60人の方が参加してくれました。
矢口明子副市長のあいさつの後、一般社団法人WheeLogの織田友理子代表からWheeLog!開発の思いや経緯などをご紹介いただきました。
その後、WheeLog事務局の松下さんからWheeLog!の入力方法や注意点を説明していただきました。
第2部では、参加者によるまちあるき調査を実施。
まちあるき調査では、車いすユーザーの方と一緒に歩いたり、車いすに乗ったりして、実際にまちを歩きながらバリアフリーの状況を調査しました。
当日は、鶴岡市在住の車いすユーザーYoutuberのMakoさんも参加。高校生と一緒に山居倉庫など観光施設のまちあるきをしてくれました。
WheeLog!はスポットの入力だけでなく、写真の登録、車いすの走行ログも記録される優れモノ。
参加者の皆さんは、早速、アプリに入力してマップ作りを進めていました。
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地域創生部 交流観光課 交流事業係
〒998-8540 酒田市本町二丁目2-45
電話:0234-26-5809 ファックス:0234-22-3910