更新日:2025年3月19日
この冬、2組の東京藝大出身アーティストと巡る、とっておきの酒田アート体験。
2月下旬から3月まで、東京藝大との特別な連携企画が開催されます。個性豊かな2組のアーティストによる、魅力あふれるイベントが冬の酒田を彩ります。
まちには、人の数だけ物語があります。
いつも何気なく通り過ぎる風景のなかに、誰かの大切な記憶が息づいています。『酒田散漫さんぽ』は、その多様な視点と記憶を共有し、あなたの心と体をちょっぴり幸せにするツアーです。
案内人とともにまちを歩きながら、参加者それぞれの「まちの見え方」を交換していきます。同じ景色を見ているようでも、話してみるとその「見え方」は案外違ったりするもの。互いの暮らし方、過ごし方、そして記憶が織りなす独自の「まちの見え方」を持ち寄ることで、いつもの風景が違って見えてくるかもしれません。
まちを歩き、人と話し、互いの眼差しを見つめ返す。
あなたの心と体をちょっぴり幸せにする小さな旅へご案内します。
●対象:高校生以上
●定員:各回20人
●参加費:500円
●1回のみの参加も可能です。
※雨天決行・荒天中止
中心商店街の思い出とイメージを持ち寄り、その場で即興のまち歩きコースを作成。懐かしい記憶を辿りながら、新しい発見を探します。
●日時:3月15日(土曜)午後1時~4時 ← 終了しました
●集合⇒解散:交流ひろば2階研修室⇒交流ひろば
港座の大シアターを舞台に、酒田と映画文化の関係を探ります。参加者それぞれの映画体験を共有しながら、酒田と映画、そして私について考えます。
●日時:3月20日(木・祝)午後1時~4時
●集合⇒解散:交流ひろば2階研修室⇒港座
酒田の歴史を大きく変えた酒田大火。実際の延焼範囲を歩きながら、当時の記憶とまちの未来について学びます。
●日時:3月29日(土曜)午前9時~12時 ← 受付を締め切らせていただきます
●集合⇒解散:交流ひろば2階研修室⇒希望ホール
各回とも、参加者同士の対話を大切にしながら、新しい視点で街を再発見していきます。お気軽にご参加ください。
2次元コードを読み取り、または下記リンクよりお申し込みください
●3月15日 商店街の記憶を歩こう:3月14日(金曜)午後5時まで
●3月20日 酒田市と映画を語ろう:3月19日(水曜)午後5時まで
●3月29日 酒田大火を辿ろう:3月28日(金曜)午後5時まで ← 受付を締め切らせていただきます
※ただし、定員に達したときは期間内でも受付を終了します。
東京藝術大学先端芸術表現科博士課程修了。一見何も無いところから、表現が紡ぎ出される現場を作っている。地域などに滞在し、協働でプロジェクトを行う他、主な作品に、一枚の画面に絵を描きながら、参加者と即興の物語を作るパフォーマンス「いちまいばなし」などがある。近年は美術鑑賞プログラムの開発にも力を入れており、美術館、教育施設、企業等で実践を行っている。http://yusatoweb.com(外部サイト)
東京藝大との連携企画《編む手/解く手》を冬の清亀園で開催します!毛糸を編んだりほどいたりして、誰かの手のぬくもりを感じるアートイベントを体験してみませんか。
会わない誰かと、毛糸でつながる、歩み寄る
誰かが編んだ毛糸を、次に来た人がほどく。また誰かが新たな形に編んでいく。人見知りでも、手先が不器用でも、大丈夫。《編む手/解く手》は、日常とは違う方法(=毛糸)で誰かと出会い、「ここだけの関係」を紡いでいくアートイベントです。
それを編んだ手や、これからほどく手の存在に思いを馳せながら、毛糸に触れる時間。手を動かしていると、今日会ったばかりの人とも、思いがけず話が弾むかもしれません。あるいは、手を動かしているうちに、考え事がはかどるかも。
誰かの手跡をたどり、毛糸に自分の感情や記憶、想像力を紡ぎ入れながら、自分の手跡を次の誰かに託す。
そんな静かで温かなやりとりが、ここで生まれます。
●無料、予約不要
●日時:2月22日から3月16日までの土・日・祝日 午前11時~午後5時 → 終了しました。
●場所:清亀園(酒田市浜田1丁目11-13)
※駐車場は浜田コミュニティセンターの駐車場をご利用ください。
東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業。
同大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士 2年次在籍。
創作のハードルを下げることと、日常のコミュニケーションから寄り道することをテーマとして、アートプロジェクトを企画している。
カリフォルニア大学デービス校農業環境科学部(国際農業開発専攻)・文理学部(美術史専攻)卒業後、日系大手メーカーの経営企画部門勤務を経て、東京芸術大学大学院美術研究科(MFA)修了。在学中から同学の茨城県取手市のキャンパスとその周辺の農村地域である小文間地区を研究、大学やアートと土地をつなげる多角的な研究を作品制作と展示、アーカイブとして発表。
アーティストが地域に一定期間滞在し、その地域の人々と深く交流しながら作品を制作する活動です。アーティストは地域の文化や環境に触れ、その経験を元に新しいアイデアを得て、地域の特色を反映した作品を創り上げます。重要なのは、アーティストが地域の人々と積極的に関わり、共に学び、共に創造する過程です。地域の人々もアーティストとの交流を通じてアートの新しい側面を発見し、視野を広げることができます。
※東京藝大×酒田市連携企画「アーティスト・イン・レジデンスさかた」は、東京藝術大学キュレーション教育研究センターの協力のもと、酒田市が実施する事業です。