酒田市文化資料館光丘文庫への移転作業に伴い更新作業を進めていた「光丘文庫資料データベース」について、閲覧が可能な状態になりましたのでお知らせいたします。なお、作業に伴いURLが下記のものへ変更となりましたのでご了承ください。
光丘文庫資料データベース
酒田市立光丘文庫は酒田市文化資料光丘文庫開館準備のため、9月30日(土曜)をもって閉館しました。
酒田市文化資料館光丘文庫は、光丘文庫・資料館・公文書等管理・市史編さん・埋蔵文化財整理の機能を集約、一括管理をし、過去にあった酒田の出来事や文化を未来に伝えるための総合施設として、令和6年5月18日(土曜)に総合文化センター内に開館する予定です。詳細は以下のリンクよりご覧ください。
酒田市文化資料館光丘文庫(内部リンク)
- 本間家三代目の当主光丘は、宝暦8年(1758年)から40年近くにわたり修学のために文庫を兼ねた寺院の建立を江戸幕府に願い出ましたが、新寺停止の政策により、果たし得ませんでした。光丘の遺志を継ぎ、八代目当主光弥は、先祖伝来の蔵書2万冊と建設費、及び維持基金として10万円を光丘の功績を顕彰する頌徳会に寄贈したことが契機となり、頌徳会が大正12年(1923年)に財団法人「光丘文庫」を設立し、大正14年(1925年)12月に銅板ぶき、鉄筋コンクリートブロック造り2階建の光丘文庫が開館しました。
- 建築構造は、左右に翼を張った社殿造りで、正面玄関の破風の流れるような意匠は、内務省神社局建築課長角南隆の設計によります。
- 施工は、東京の森山善平によるもので、当時としては進歩的な森山式鉄筋コンクリートブロック工法を採用し、建物の耐火・耐震性と書籍の保存性を優れたものにしているとされています。
- 昭和25年(1950年)酒田市は、図書館法施行に伴い、光丘文庫の建物の一部と蔵書の一部を借りて酒田市立図書館を開設しました。
- 昭和33年(1958年)財団法人「光丘文庫」は、建物と蔵書等を酒田市に寄付し、その事業を酒田市に引き継いで解散しました。このとき、酒田市立図書館の名称を酒田市立光丘図書館と改称しました。
- 昭和57年(1982年)酒田市総合文化センター内に酒田市立中央図書館が開設されたことに伴い、旧光丘図書館を古典籍や郷土資料を専門とする図書館分館、酒田市立「光丘文庫」に改称しました。
- 平成8年(1996年)、本館、付属家具・室内装飾品が酒田市指定文化財となりました。
- 建物の老朽化が進んだため、平成28年(2016年)、29年(2017年)にすべての所蔵資料と文庫機能を市役所中町庁舎5階、6階に移転し、ここを「光丘文庫」としました。
- 平成30年(2018年)、「光丘文庫デジタルアーカイブ」を公開しました。
- 令和2年(2020年)、「光丘文庫資料データベース」を公開しました。